はじめに
どうも、ナースオヤジです。
看護師としてキャリアを積んだ後、新しい挑戦としてナースエデュケーターに転身する人も少なくありません。特に外資系企業での経験は、独自の働き方やスキルが求められます。今回は、私が昨年の5月から約8ヶ月間、外資系製薬会社でナースエデュケーターとして派遣勤務した経験をもとに、この仕事の魅力や課題、そしてやりがいについてお話しします。
ナースエデュケーターの仕事内容とは?
ナースエデュケーターとしての主な役割は、医療従事者に対して専門的な知識を提供することです。特に、私は呼吸器系を担当し、主に医療機関(クリニック)を訪問して、以下のような業務を行いました。
- 医師(院長など)とのコミュニケーション:最初に医師に自身の身分と活動内容を説明し、コメディカルスタッフ(看護師や薬剤師)とのコミュニケーションの許可を得ます。
- 看護師や薬剤師との対話:許可が得られたら、看護師の方々とお話し、呼吸器系の患者の看護や治療に関する困りごとや知りたい情報などを確認します。
- 情報提供や説明会の実施:必要に応じて、説明会を開催したり、一対一での説明を行います。説明会後はフォローアップ訪問を重ね、医療現場での実際の使用状況や問題点を確認します。
この仕事は、単独で訪問することもあれば、MR(医薬情報担当者)と一緒に訪問することもあり、多様な働き方が求められます。
働き方と待遇
ナースエデュケーターとしての働き方には、柔軟性が大きな特徴としてあります。
- リモートワークと現場の訪問:訪問前にはリモートで座学やロールプレイを通じて学び、現場に出た後は、自分でスケジュールを立てて1日に3件程度の訪問を目指します。また、週2回は在宅勤務ができ、訪問も午前中で終わることもあります。
- 待遇面:年収は年棒制で約500万円。外勤手当や入職時にすぐに付与される有給(10日)と夏休み(4日ほど)などもあります。これにより、スケジュールを自分でコントロールしやすい環境が整っています。
メリットとデメリット
メリット
- 自己管理の柔軟さ:自分でスケジュールを立てることができ、プライベートの時間も充実させやすいです。
- 出会いと楽しみ:様々な医療機関を訪問するため、地域の特色を楽しむ機会も多く、好きなカフェでのひとときも楽しめます。
- コミュニケーションスキルを活かす:医療従事者との対話が中心となるため、話すことが好きな人には非常に向いている仕事です。
デメリット
- ビジネスマナーとPCスキル:外資系企業では、ビジネスマナーやPCスキルが必須です。最初は戸惑うことも多く、慣れるまで時間がかかりました。
- MRとのコミュニケーション:時には少し変わった人もおり、コミュニケーションに苦労することもあります。
- スケジュール管理の難しさ:自己管理が苦手な人には、スケジュールを立てるのが最初は難しく感じられるかもしれません。
また、年収については、看護師時代よりは少し下がる点もデメリットとして挙げられます。
終わりに
私のナースエデュケーターとしての活動は、残念ながら8ヶ月でプロジェクトが終了したため短い期間で終わってしまいました。外資系企業では突然プロジェクトが終了するリスクもあるため、安定性には少し欠けるかもしれません。
ビジネスマナーやPCスキルに苦労しながらも、説明会を成功させた時の達成感ややりがいは非常に大きかったです。できることなら、この働き方を続けたかったと思っています。
もし、この仕事に興味を持っている方や詳細を知りたい方がいれば、ぜひコメント欄で質問してください。ナースエデュケーターとしての経験やスキルは、今後のキャリアにとっても大きな財産になるでしょう。
まとめ
ナースエデュケーターの仕事は、看護師の経験を活かしつつ、医療現場に貢献できるやりがいのある職種です。外資系企業ならではの柔軟な働き方とともに、新しいスキルを身につけたい方には魅力的なキャリアパスとなるでしょう。
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